機材の話

DualSense Edgeのドリフトはスティック交換で直るし、TMRもある

6分で読了

お疲れ様です!WakabaPonchaNです!

今回はコントローラーの「スティックドリフト」の話です。エイム中に勝手に視点が流れる、キャラが勝手に歩き出す、あれです。

私は今まででDualSenseを3台ほど買い替えてます。 そのあとDualSense Edgeに乗り換えて、今は1年半以上問題無く使えています。

「壊れたら買い替えるしかない」と思っている人に、そうではない選択肢があるという話をします。最近ちょうど、その選択肢が1つ増えたところなので、そこまで触れます。

AI要約

  • DualSenseを3台ドリフトで失った。 原因は接点式センサーの物理的な摩耗
  • DualSense Edgeはスティックだけ交換できる。 ソニーが純正の交換モジュールを売っている
  • 私は1年半以上で2回交換して戦えている。1個2500円程度
  • 本体を買い替えるより安い。 さらにEdgeしか出来ない付加価値付き
  • 2026年、新しい選択肢が出た。 摩耗しないTMR方式のモジュールが、はんだ付け不要で複数社から発売されている
  • ※ただし私はTMRをまだ試していない。試したらこの記事に追記します

そもそもドリフトはなぜ起きるのか

普通のコントローラーのアナログスティックは、接点式のセンサーで傾きを読んでいます。物理的に接触している部品があるので、使えば使うほど削れます。

削れると、スティックを触っていないのにセンサーが「動いた」と誤検知します。これがドリフトです。

つまり故障というより消耗です。使い方が悪かったわけでも、雑に扱ったわけでもありません。FPSを毎日やっていれば、順当に減ります。私が3台やられたのも、たぶんそういうことです。

運が良ければ1年は持ちます。運が悪いと、半年程度で弱めのドリフトが発生します。そしてドリフトが起きたらそこからはひどくなる一方です。

DualSense Edgeを選んだ理由

Edgeを買った一番の理由はプロファイル機能とトリガーの深さ調整で、そのあたりはDualSense Edgeのレビュー記事に詳しく書きました。

ただ、1年半使ってみて一番効いたのは別のところでした。

スティックが壊れても、スティックだけ交換できるという点です。

普通のDualSenseは、スティックが死んだら本体ごと終わりです。Edgeはリリースレバーを引くとスティックモジュールが丸ごと抜ける構造になっていて、ソニーが交換用の部品を単体で売っています。

つまり設計の時点で「スティックは消耗品」と認めているコントローラーなんです。ここが本体を買い替え続けるDualSenseとの決定的な違いでした。

純正モジュールを2回交換した記録

実際にやったことを書きます。

交換にかかったもの

項目 実績
買ったもの 純正スティックモジュール(CFI-ZSM1G)
価格 2500円くらい
交換にかかった時間 2,3分
必要な工具 何もなし蓋を取ってモジュールを交換
交換した回数 2回

私が実際に2回買ったのがこれです。

どのくらい持つのか

1年以内には悪くなってくる。大体半年すぎたくらいから徐々に微量な信号が入ってきて、そのうちドリフトする。

交換をやってみた感想

まったく問題無く交換できます。流石はSONY。

結局、交換し続けるのは得なのか

ここが一番書きたかったところです。

DualSense Edgeは決して安くありません。ただ、壊れ方と直し方まで含めて考えると話が変わります。

通常のDualSense DualSense Edge
ドリフトしたら 本体ごと買い替え スティックだけ交換
1回あたりの出費 約1万円程度 2500円程度
私の実績 3台失った 1年半で2回交換

3万あったらモジュールは10個以上。もしくは新品のDualSense Edgeが買えます。

もちろん初期投資は高いです。ただ私のように年単位でFPSを続ける人にとっては、消耗品として直せる構造そのものに価値があるというのが1年半使った結論です。

ここで「じゃあ通常のDualSenseが壊れた自分はどうすればいいのか」と思った方へ。分解して直す方法もありますが、そこまでしたくない場合は、最初から交換式のスティックを積んだモデルへ移るという選択肢があります。判断材料になるように、Edgeのレビュー記事にドリフトで困って来た方向けの節を足しました。買い替えるべきかどうかを、値段と私の1年半の実績で書いています。

2026年、新しい選択肢が増えました

ここからはまだ私が試していない話なので、そのつもりで読んでください。

ドリフトの原因が接点式センサーの摩耗なら、接触しないセンサーを使えば原理的に起きにくいわけです。それがTMR(トンネル磁気抵抗)方式で、磁気で傾きを読みます。

TMR化自体は前からありましたが、これまではコントローラーを分解してはんだ付けする必要があり、正直ハードルが高すぎました。私も手を出していません。

それが2026年に入って、Edgeのモジュールと同じように差し替えるだけのTMRモジュールが複数のメーカーから出てきました。

メーカー 取り扱い
Frinkey ONO貿易株式会社
Besavior ゲーム貿易株式会社

いずれも工具・はんだ不要で、スティックの重さを調整できる上位モデルも用意されています。価格は6~7000円あたりです。

注意点を正直に書いておきます。

  • これらはソニーの公式ライセンス製品ではありません。 販売元自身がそう明記しています。取り付けは自己責任になります
  • 私はまだ試していません。 使っていないものを「良かった」とは書けないので、ここでは選択肢の紹介にとどめます
  • 純正モジュール(CFI-ZSM1G)はソニー自身が売っている交換部品なので、確実性を取るならこちらです

参考までに、両社の標準モデルはこちらです。繰り返しになりますが私は試していないので、あくまで「こういうものが出ている」という紹介です。

もうひとつ、購入前に知っておきたいことがあります。

TMRは「摩耗で起きるドリフト」には強い方式ですが、製品ごとにチューニングの差があり、デッドゾーンの効き方や中心付近の感触は一律ではないという話も見かけます。キャリブレーションで校正は可能とのことですが、特にAPEXのリニアでデッドゾーンを極端に詰める設定だと、新品でも動く可能性があるみたいです。

ただしこれは私が実機で確かめた話ではありません。 各社とも「ゼロデッドゾーン」「アンチジッター搭載」を公称しており、私が調べた範囲では裏付けが取れませんでした。ここでは「そういう話もある」という程度に留めておきます。実際に試したら、この記事に追記します。

私自身、次にドリフトが来たときにTMRを試すかどうかは正直まだ迷っています。試したらこの記事に追記します。

まとめ:ドリフトは寿命ではなく消耗

DualSenseを3台失った身から言えることは、スティックが死ぬのは避けられないということです。使えば減ります。

だからこそ、減ったときに直せる構造かどうかで選ぶ価値があります。私はそれでEdgeに来て、1年半以上戦えています。

そしていま、その「直し方」の選択肢が増えつつあるところです。純正で確実にいくか、TMRで根本から変えるか。どちらにしても、本体ごと捨てなくていいというのは、3台失った人間からするとかなり大きな変化です。

同じようにドリフトで泣かされている人の参考になれば嬉しいです。