Claude Fable 5.1をClaude Codeで実測|5分28秒で記事企画を完遂、Cost表示は$5.61
お疲れ様です!WakabaPonchaNです!
Claude Codeを使っている個人ブログ運営者として、Fable 5.1が出たタイミングで、スペック紹介ではなく、実際に自分の仕事を任せてみました。今回の記事は、その一回の記録です。
与えたのはブログ記事の企画を一本立てる仕事でした。Lowと思われる設定で、どこまで自走できるのか。結果だけを先に言うと、追加指示なしで企画の成果物まで戻ってきました。とはいえ、一回の結果だけで性能全体を語るつもりはありません。画面で見たこと、公式に確認できること、測っていないことを分けながら書いていきます。
AI要約
- Claude CodeでFable 5.1を使うには、v2.1.255以降が必要です。
- 筆者のデスクトップ版は2.1.260で要件を満たし、WSL側のCLIは2.1.220で未達でした。
- 実測直後の画面では、Effortが「低」と表示されていました。
- 記事企画は追加指示ゼロ、5分28秒で完了しました。
- usage reportのCost表示は$5.61でしたが、請求額とは断定できません。
- HighやUltracodeは試していません。
Claude Fable 5.1とは
Fable 5.1はAnthropicが発表したモデルです。APIで使う際のモデルIDはclaude-fable-5-1です。Fable 5.1とMythos 5.1は同じモデルで、セーフガードの水準が異なり、Fable 5.1は一般提供されています。
公式ベンチでは、コーディングや知識作業、長時間の問題解決に関する結果が紹介されています。ただし、それは公式の評価環境での話です。この記事では順位やスコアを並べず、Claude Codeで実際に一つの仕事を任せた記録に絞ります。
自分のClaude Codeで使えるか確認した
まず利用条件を確認しました。公式ドキュメントには、次の記載があります。
Fable 5.1 requires Claude Code v2.1.255 or later.
| 環境 | バージョン | Fable 5.1の要件 |
|---|---|---|
| Claude Codeデスクトップ版 | 2.1.260 | ⭕ 満たす |
| WSL側のClaude Code CLI | 2.1.220 | ❌ 満たさない |
デスクトップ版で使えることと、WSL側のCLIで使えることは別の話でした。筆者の環境ではデスクトップ版が要件を満たしており、モデル選択画面にFable 5.1が表示されていることも画面で確認しました。
Effortは「低」だった可能性が高い
実測直後のClaude Codeの画面では、Effortが「高」と表示されていました。しかしいつもの癖で、間違って「低」を選んでしまった可能性があります。実行の前後で設定を変更していないですが、この記事ではLowでの実測として扱います。ただし実行時のEffortを別のログで記録していなかったため、完全な独立検証はできていません。
公式ドキュメントでは、Claude Codeの既定Effortはhighと説明されています。ただし今回は、モデルを選ぶ時点で筆者自身が低い設定を選んでいた可能性があります。記録が残っていないため、そこも含めて確かめきれていません。画面では低い設定からUltracodeまで選べましたが、公式ドキュメントにあるEffort値と同じものだとは断定しません。
※確実にLowだったとは書けないため、以降も「Lowと思われる設定」として扱います。
実際に与えた仕事
任せたのは、ブログ記事の企画を一本立てる仕事です。同じ文面を毎回使う固定プロンプトで実行しました。
指示した条件は、候補を比較して一案に絞ること、一次情報を優先すること、検索意図を分析すること、既存記事との重複を確認すること、筆者の一次体験を入れる位置を設計すること、収益導線を設計すること、そしてGO・WAIT・NO-GOを判定することの7項目です。
※プロンプト全文は、内部の作業手順に関わるため掲載しません。
5分28秒・追加指示ゼロで完了した
| 測ったもの | 結果 |
|---|---|
| 実作業時間 | 5分28秒 |
| 準備を含む全体 | 約7分30秒 |
| 筆者の追加指示 | 0回 |
| 指示の充足 | 7項目すべて |
| ツールの使用回数 | 21回 |
| エラー | 2回(自力で復旧) |
🔼 いちばん驚いたのは、追加指示ゼロで、条件7項目をすべて満たした成果物が出てきたことです。途中で補足を入れずに、調査から企画まで進みました。
※これは一回だけの結果です。同じ種類の仕事で毎回同じようになる、と一般化はしません。
面白かったのは「候補を捨てた」こと
事前に用意していた候補を、そのまま記事にはしませんでした。一次情報の本文まで確認した結果、より記事価値が高い別の告知へ乗り換えていました。
最終的に選ばれたのは、Apex Legends公式によるコントローラー不正の検知とBANに関する告知です。ここで面白いと感じたのは、文章を整えることではありません。候補を選び、一次情報を確認し、企画としてどれを採るか判断した点です。
※候補をどう比較したかという細かな選定ロジックや内部の基準は、ここでは公開しません。
2回エラーしたが、自力で戻ってきた
成功した部分だけでなく、失敗もありました。Windowsのシェル操作まわりで、文字コードの扱いとコマンドの書き方によるエラーが2回出ています。
ただ、どちらも筆者が何も言わないうちに自分で気づき、修正して作業に戻りました。エラーがなかったわけではないものの、止まったまま追加の助けを待つ形にはならなかった、と記録しています。
usage reportを見る
| 項目 | 表示された値 |
|---|---|
| Input | 2.6k |
| Output | 529 |
| Cache read | 10.2M |
| Cache write | 667.2k |
| Cost表示 | $5.61 |
| API time | 10m |
| Wall time | 10m |
同じ画面には、sessionが30%、weekly_allが33%とも表示されていました。
🔽 ※実行前の値を記録していないため、今回の実測でどれだけ増えたのかは分かりません。
Local activityには529 requests / 24hという表示もありました。これは24時間の累計であり、今回の実測でFableが行った回数ではありません。上のOutputの529とも別の数字です。たまたま同じ数字に見えても、同じ意味には扱わないようにしています。
$5.61は「請求額」ではない
今回書けるのは、usage reportではCostが$5.61と表示された、というところまでです。プラン内の利用、usage credits、API換算のどれとして精算されるかを、この記録だけでは切り分けられていません。請求された金額とは断定できません。
公式ヘルプによると、MaxではFableが標準で含まれ、週の利用枠の最大50%まで追加費用なしで使えます。一方、ProではFableは枠に含まれず、usage creditsが必要です。同じ操作でも、加入しているプランによってお金の出方が異なります。
また、API価格に関するコスト削減の説明があっても、サブスクリプション料金が同じ割合で下がるという意味ではありません。
入力2.6kなのにcache readが10.2Mある理由
Inputが2.6kなのにCache readが10.2Mと表示されると、気になる方もいると思います。公式が説明しているのは、Fable 5.1のキャッシュ読み取り単価が100万トークンあたり$0.25に下がったことです。典型的なワークロードではFable 5と比べておよそ25%、複雑なコーディングや高度にエージェント的な作業では最大およそ45%、コストが下がると説明されています。
会話や作業が長くなるほど、前に処理した内容を再利用する読み取りが積み上がる、という見方はできます。ただし、Claude Code内部で今回の値がどのように積算されたかは公表されていません。公式が説明しているのはここまでで、詳しい内部の動きまでは分かりません。
Lowでも十分だったのか
今回のタスクに限れば、十分だったと感じています。一次情報を確認し、記事候補を選び、必要な形まで企画をまとめて戻ってきたからです。
一方で、軽い企画の仕事に毎回このモデルを使うのかという疑問は残ります。画面に出るCost表示は重く見えますし、実際の負担はプランによっても変わります。途中で人が見続けなくても進めたい仕事に価値を感じるか、自分のプランでどう扱うかを考える材料の一つとして見ていただければと思います。
HighやUltracodeは試していない
クレジットの上限に達したため、Medium以上は追加で検証していません。今回の記録はLowと思われる設定の一回だけであり、HighやUltracodeとの差は測っていません。
これは欠点を隠すためではなく、今回言える範囲を明確にするための記載です。
Claude CodeでFable 5.1を使う意味
今回見えたのは、強い自律作業と、画面に出るコスト表示の重さを一緒に考える必要がある、ということでした。短い返答をすぐ得るだけなら、ここまでの作業量を毎回求めない場面もあると思います。
逆に、調査・確認・候補選定のように途中で人が見続けず、ある程度まとまった仕事を任せたいときには、使う意味が出てくるかもしれません。ChatGPTにゲームの最新環境を覚えさせた実践記録のように、情報を集めて整理する仕事との相性も、今後もう少し見ていきたいところです。
※どの仕事にも向く、と断定するものではありません。
GPT-6 Astraとの比較はこれから
GPT-6 Astraでも実務のテストをしているため、今後は同じ条件で比べる余地があります。GPT-6 Astraを実際に使ったときの記録もありますが、過去のテストは測り方が揃っていません。今回の結果と直接比べて、勝ち負けを決めることはできません。
まとめ
今回の一回に限れば、Fable 5.1はLowと思われる設定でも、筆者の追加指示なしで一次情報の調査から記事候補の選定まで終えました。一方でusage reportのCost表示は$5.61で、軽い企画の作業に常用するにはコストとのバランスを見る必要があります。
ただし今回は一つのタスクだけで、Medium・High・Ultracodeや、GPT-6 Astraとの同じ条件での比較は実施していません。AIに開発を任せる試行錯誤については、連載の第1回にもまとめています。
今回はこの辺で!読んでいただきありがとうございました。皆さんも良いAIライフを!