【深掘り】PS5のイヤホンは、なぜ直挿しとBRIDGE CAST Xで聞こえ方が変わった?考えられる理由と聴き比べの条件
お疲れ様です!WakabaPonchaNです!結論編で書いた聴き比べについて、なんでこうなったのかを、考えられる理由と一緒にまとめました。興味のある方は読んでみてください。結論だけ知りたい方は、結論編をどうぞ。
AI要約
- 直挿しは、耳に聞こえるすべての音量が一定に聞こえる「マスターボリュームしかない感じ」。IE 200とFISSIONは同じように聞こえた
- コントローラーがDSPのような役割なのか、DualSense Edge色に矯正されるのか、は私の想像で、未確認
- BRIDGE CAST Xはミキサーでもあり、自分の声・ボイスチャット・ゲーム音を個別に調整できる。定位が分かりやすく、引き締まって聞こえた
- BRIDGE CAST XのGame EQはUSB接続だと使えず、今回は使っていない。ほかのエフェクト類も設定上はオフ
- 原因(DACやアンプ、音量バランスなど)は切り分けていない。数値の測定ではなく、私の耳と環境での感想(題材はApexだけ)
聴き比べの条件
イヤホンを変えた効果と、再生環境(直挿しかBRIDGE CAST Xか)を変えた効果を混ぜないように、比べ方を2つに分けました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コントローラー | DualSense Edge(有線) |
| 比べた機材 | ゼンハイザー IE 200/TANCHJIM FISSION/ZiiGaat x Fresh Reviews Arete(パートナーの私物)/ゼンハイザー HD 560S |
| BRIDGE CAST X | PS5の音声はUSBで接続している(HDMIは使っていない)。USB接続だと、足音などをブーストできるGame EQは無効になって使えない(HDMI接続なら使えることを確認している)ので、今回の聴き比べでは使っていない。ほかのエフェクト類も、設定上はすべてオフ(機能していないはず) |
| 再生環境の比較 | DualSenseEdgeの3.5mm直挿しと、BRIDGE CAST Xを聴き比べた。IE 200とFISSION、Areteを試しました。 |
| イヤホン・ヘッドホンの比較 | 再生環境はBRIDGE CAST Xに固定。イヤホンのイヤーピースはAZLA SednaEarfit Crystal 2 Standard イヤーピースで固定。音量はほぼ同じで、HD 560Sだけ音が小さく聞こえたので上げた |
| PS5の音量 | 直挿しは100だと大きすぎるので70%まで下げた。BRIDGE CAST Xは100%のまま、アプリで整えている |
| PS5の設定 | オーディオフォーカスはオフ(普段から) |
| 場面 | 今回の比較とテストは、すべてApex。オーバーウォッチや音楽についての感想は、これまで使ってきた中での印象 |
音量は、私の耳でうるさいと感じない程度で聴いた感想として見ていただければと思います。
比べたのは手持ちの機材だけで、いわゆるゲーミングイヤホン等は使ってないです。
DualSense Edgeについてはレビュー記事に、BRIDGE CAST Xの接続や設定はBRIDGE CAST Xの記事にまとめています。
直挿しとBRIDGE CAST Xを比べると何が変わった?
ここは再生環境の比較です。イヤホンはIE 200に固定して、DualSenseEdgeの3.5mm直挿しと、BRIDGE CAST Xを聴き比べました。直挿しでは、あとからFISSIONも試しています。
直挿し:意外にも悪くない。でも、うるさい
直挿しは、意外にも音質が悪くありませんでした。音が大きいのも印象的です。
ただ、PS5の音量を100にすると大きすぎるので、私は70%まで下げて聴きました。下げないと「耳が死ぬ」と感じるほどでした。
音は余韻が凄くて、余計な音が響いているように聞こえます。シンプルに言うと、賑やかでうるさい、という印象でした。
なお、私はBRIDGE CAST X側で、チャット・自分のモニター声・ゲーム音をベストな音量バランスにまとめています。そのせいで、直挿しをうるさく感じただけかもしれません。
※直挿しだと全ての音が同時に上がったり、下がったりするイメージです。BRIDGE CAST Xはミキサーでもあるので、自分の声は少し小さく、ボイスチャットはちょっと大きく、ゲーム音はうるさくならない程度に、の様に個別で調整できるのが非常に耳に優しいなと感じました。
BRIDGE CAST Xに戻す:定位は絶対にBRIDGE CAST Xのほうが分かりやすい
直挿しからもう一度BRIDGE CAST Xに戻すと、音のバランスが良いと感じました。
定位は、絶対にBRIDGE CAST Xのほうが分かりやすいです。(自慢じゃないですが、APEX内で敵がドロップシップからリスポーンしたと思われる場所に、ピンを指す。すぐ調査ビーコン読んでドンピシャなことがかなりあります。)
レスポンスが良いのかな、と思うくらい、引き締まって聞こえます。なんなら、本当に同じIE 200?という位違いがありました。
これも想像の話ですが、BRIDGE CAST Xの中にオーディオフォーカスのような機能があって、いらない音は小さく、必要な音は聞こえるように補正しているのかもしれません。だから定位感が強まった、そんな印象を受けました。BRIDGE CAST Xにそういう機能があると確かめたわけではないです。あくまでイメージはそんな感じ。
なお、BRIDGE CAST Xには、足音などの鍵になる音をブーストして聴きとりやすくできる「Game EQ」という機能があります(Roland公式・2026年10月3日確認)。ただ、コンソールとUSB接続だと無効になって使えないので、今回の聴き比べでは使っていません。
BRIDGE CAST Xでは、PS5の音量は100%のまま、アプリで整えています。
| 直挿し | BRIDGE CAST X | |
|---|---|---|
| 第一印象 | 意外にも音質は悪くない | 音のバランスが良い |
| 音量 | 大きい(PS5の音量は70%まで下げた) | PS5の音量は100%・アプリで調整 |
| 響き方 | 余韻が凄く、余計な音が響く感じ | 引き締まって聞こえる |
| 全体の印象 | 賑やかでうるさい | 同じイヤホンに聞こえないほど変わった |
直挿しとBRIDGE CAST Xで何が違うのか(DACやアンプ、音量バランスの設定など)までは、切り分けていません。ここはご了承ください。また、この比較はIE 200だけの感想です。
直挿しだと、IE 200とFISSIONの差をほとんど感じなかった
追加で、IE 200とFISSIONを直挿しで聴き比べてみました。音量は70%、オーディオフォーカスはオフです。
結果は、ほとんどイヤホンの差を感じませんでした。同じように聞こえたのが、面白かったです。コントローラーがDSPのような役割なのかは分かりませんが、そう聞こえました。
※DSPは、デジタル信号処理、またはそれを行う専用のプロセッサのことです。音のデータをデジタルのまま加工して、音量やバランスを整えたり、イコライザーをかけたり、ノイズを減らしたりするのに使われます。コントローラーの中でそういう音の加工が行われていて、イヤホンごとの違いが出にくくなっているのかも、というのが私の想像です。DualSenseの中でそんな処理が行われているかどうかは、未確認です。
これも勝手な想像ですが、コントローラー直挿しは、どんなに個性があるイヤホンでも、良くも悪くもDualSense Edge色に矯正される、という表現が近いかもしれません。無理やり「この音!」とされているような感覚です。
もうひとつ、直挿しだと、耳に聞こえるすべての音量が一定に聞こえるイメージでした。リロードも、ダウンの音も、キャラボイスも。なんというか、マスターボリュームしかない感じです。だから、直挿しで余韻がうるさく感じたのかもしれません。
ここはIE 200とFISSIONの2機種での感想です。
Arete(初代):直挿しは映画館みたい、BRIDGE CAST Xは「第三の目」
Arete(初代)も、直挿しとBRIDGE CAST Xの両方で聴いてみました。条件は、IE 200・FISSIONのときと同じです。
まず直挿し。映画館のような音響みたいだと感じました。リッチですし、高解像です。直挿し特有のマスターボリューム感はそのままですが、IE 200やFISSIONとは方向性は同じながら、明らかに聞こえ方が違いました。Arete+直挿しでいいんじゃないかな、と思うレベルです。音量は70%のままで聴きましたが、それでも少し音が大きいと感じました。
続いて、BRIDGE CAST X。まったくといっていいほど別の音でした。映画のような派手な音色は一切なく、すべての音を拾うためにある、第三の目のような感覚です。定位感がよりハッキリ分かるので、誰が言ったか「合法ウォールハック」は誇張じゃない、と思いました。本当にそう感じるくらいのアドバンテージはあると思います。モニターライクですが、ゲームの音を100%伝えるための調整であるなら、納得の製品です。
どれを選ぶか、の結論は結論編に書きました。
オーディオフォーカスは、私はオフ
PS5の「オーディオフォーカス」は、2025年4月24日のシステムアップデートで追加された、ゲームやボイスチャットの小さな音を強調する機能です。[設定]>[サウンド]>[音量]>[オーディオフォーカス]から選べて、プリセットは4種類(低音・声・高音・小さい音)、強さは弱・中・強の3段階です。公式では、足音のような捉えにくい効果音が聞き分けやすくなる、と説明されています。USBまたはアナログジャックで接続したヘッドホンで使え、テレビやAVアンプ、サウンドバーを介したHDMI接続には対応していません(PlayStation.Blog・2026年10月3日確認)。
私は普段、オフにしています。試しにオンにしてみたところ、作られた音という感じが強すぎて、気持ち悪く感じました。個人的にはオフにしたいです。好みが分かれる機能だと思うので、気になる方は設定画面から試してもらえればと思います。
イヤホン・ヘッドホンの違い(BRIDGE CAST X固定)
ここは出力機器の比較です。再生環境はBRIDGE CAST Xに固定して、IE 200、FISSION、Arete(初代)、HD 560Sを聴き比べました。
| 機材 | 形 | 私の感想(ひとこと) |
|---|---|---|
| IE 200 | イヤホン | 癖はない。爆発音が耳に刺さる。FISSIONより低解像 |
| FISSION | イヤホン | 普段いちばん使っている。IE 200より高解像 |
| Arete(初代) | イヤホン | モニターライクで高解像。だけど味がない |
| HD 560S | 開放型ヘッドホン | 上下が分かりにくい。FPS以外では耳が疲れない |
IE 200:癖はないけど、爆発音が刺さる
IE 200は癖のないイヤホンでした。ただ少しでも音量を上げすぎると、爆発音が耳に刺さる感じがして、Apexでもオーバーウォッチでもバリバリ聞こえました。ゲインが高い感じです。
解像度が低すぎるわけではないものの、同じ条件で聴くとFISSIONより低解像でした。使えないわけではないと思います。
ただ、正直に言うと、これを知っていたら買っていなかったかもしれません。巷ではコスパが良いと言われていますが、個人的にはうーん、という感じでした。
FISSION:普段いちばん使っている
FISSIONは、私が普段いちばん使っているイヤホンです。IE 200より高解像だと思います。音が割れて聞こえる感じもしません。
本体で12種類の音を選べますが、正直、よく分かっていません。イヤーピースを変えたほうが変化があった気がします。福袋で手に入れた経緯はFISSIONの記事に書きました。FISSIONには、↑→↓←の4か所に切り替えられる設定があります。今の組み合わせは、設定が↑(上)で、ノズルは真鍮です。多分低音~中低音を持ち上げる設定でゲームと相性が良いのかなと思い、この組み合わせにしています。正直分かりませんてへぺろ。
製品としての完成度、使いやすさ、価格、調整幅といった満足度は高いと思っています。一方で、音そのものに強く刺さる特色を感じたかというと、そうではありませんでした。私個人が好きな音色では無かったです。RedditなどネットではFISSIONの評価が高い印象がありますが、SIMGOT EA1000を試聴して、(値段が違いすぎて参考になるのか不明ですが、近い製品としてFissionの名が挙がっていました。)「万能で整った音」と「自分が強く惹かれる音」は別だと分かりました。悪いイヤホンではなく、良い製品だけれど、自分の好みの中心ではなかった、という感じです。
Arete(初代):高解像だけど、味がない
Arete(初代)は、持っている中ではモニターライクに聞こえます。かなり高解像ですが、味がない、という感じもしました。
解像度はかなり高く感じましたが、音楽は楽しくないです。ゲームでは、真夜中くらい静かに音の判別ができる感じです。IE200やFissionを聴くと、大げさな表現だけど薄い膜が一枚あるんじゃないかって思うほど違います。この解像度の高さと聞こえやすさがゲーミングイヤホンとして人気を博している理由かも知れません。さらに勝手な想像ですが、ノイズが少ないから綺麗に聞こえるのかもと感じました。
HD 560S:上下が分からない。でも耳は楽
HD 560Sは開放型のヘッドホンです。Apexは仕様かどうか分かりませんが、上下が全く分かりませんでした。オーバーウォッチも分かりにくいと感じます。
他のイヤホンでは、上下の分かりにくさをそこまで感じなかったので、イヤホンだと上下が分かるのかもしれません。あくまで私の推測です。
一方で、FPS以外では耳も疲れませんし、開放型なので周りの音が聞こえて、耳が楽です。HD 560Sだけ聞こえにくかったので、音量を上げて聴いています。FPS以外のゲーム、ディアブロ4の時使っています。
まだ分かっていないこと
- 直挿しとBRIDGE CAST Xで何が違うのか(DACやアンプ、音量バランスの設定など)は、切り分けていません
- コントローラーの中でDSPのような処理が行われているかどうかは、未確認です
- BRIDGE CAST Xの中にオーディオフォーカスのような補正機能があるのかも、というのは私の想像で、確かめたわけではないです
- HD 560Sで上下が分かりにくいのが仕様かどうかは、分かりません
- 題材はApexだけで、比べたのは手持ちの機材だけです。音量も完全には揃っていません
よくある質問
BRIDGE CAST XのEQで聞こえ方が変わっているのでは?
BRIDGE CAST Xには足音などをブーストできるGame EQがありますが、USB接続だと使えないので、今回は使っていません。ほかのエフェクト類も、設定上はすべてオフ(機能していないはず)です。音量バランスは、アプリで整えています。
オーディオフォーカスはオンにしたほうがいいですか?
公式では、小さな音を強調する機能と説明されています。私は作られた音という感じが強く、気持ち悪く感じたので、普段はオフです。好みがあると思うので、設定画面から試してもらえればと思います。
HD 560SでFPSの上下は分かりますか?
私の環境(PS5のApexとオーバーウォッチ)では、上下が分かりにくかったです。ただ、仕様かどうかは分かりません。他のイヤホンでは、そこまで感じませんでした。
どれを選ぶか、の結論は結論編にあります。
それでは、良いPS5サウンドライフを!
出典
- PlayStation.Blog「PS5システムソフトウェアの最新アップデートが本日4月24日配信開始!」・2026年10月3日確認
- Roland「BRIDGE CAST X」製品ページ・2026年10月3日確認
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